
1つのドメインで複数サイトを作りたい。
そんなときはサブディレクトリやサブドメインを使う方法があります。
ここではサブディレクトリの作り方をステップごとの図解付きで解説していきますね。
エックスサーバーの場合は超簡単に作れてしまいますよー。
サブディレクトリとサブドメインを簡単におさらい
サブディレクトリの作り方を説明する前に、サブディレクトリとサブドメインの違いを簡単におさらいしておきます。
たまにサブドメインを作りたかったのにサブディレクトリを作ってしまった・・・!とか、その逆パターンの人を見かけるので(;´・ω・)
まずは普通のドメイン(ルートドメイン)が https://affi-sideline.com だったとした場合、
https://〇〇〇.affi-sideline.com のように、ルートドメインの前にサブが入ってるものがサブドメイン、
https://affi-sideline.com/〇〇〇 と、ルートドメインの後にサブが入ってるとサブディレクトリと呼びます。
今回は https://affi-sideline.com/〇〇〇 のパターンの作り方を解説していきます!
エックスサーバーならサブディレクトリは一瞬で作れてしまう!
まずは、おなじみエックスサーバーの管理画面にログイン。
下の方にある「WordPress」の中から「WordPress簡単インストール」を選びます。
1つのサーバーに複数のドメインがある場合なんかは、どのドメインを使うか聞いてきます。
該当のドメインを選んでくださいね。
「WordPressインストール」のタブをクリックしましょう。
ここで必要事項を入力する画面が出てきます。
1・・・ここが一番大事!ここに入力するものがサブディレクトリとなります。
2・・・ブログ名はブログトップページの一番上、ヘッダー部分に表示されるタイトルですね。
後からいくらでも変更できるのでお好きなものでどうぞ。
3・・・ユーザー名とパスワードは、ワードプレス管理画面にログインするときに使うもの。
後からでも変更できますが、とりあえず覚えられるものにしておきましょう(笑)
4・・・ワードプレスからのお知らせを受け取るメールアドレスを指定。後から変更可能です
5・・・デフォルトで「自動でデータベースを生成する」にチェックが入ってるとは思いますが、確認してください。
6・・・すべて入力したら「確認画面へ進む」をポチッ
入力した内容に間違いがなければ「インストールする」をポチッ
はい、インストール完了です。
ユーザー名とパスワードはすぐに使うので覚えておいてくださいね。
MySQLの情報は後で確認する方法もありますが、まあメモしておいた方が楽と言えば楽です。
確認したら「インストール済みWordPress一覧」のタブをクリック。
すでにインストールされているルートドメイン(この場合は「http://affi-sideline.com」)に並んで、今インストールしたサブディレクトリも追加されていますよね。
そうしたら管理画面にログインしましょう。
ワードプレスのサイトURLを「https://」へと変更する
ブログを作ったら、忘れずにhttps:// を https:// へと変更しましょう。
いわゆる常時SSL化、https化です。
先ほどのユーザー名とパスワードを使ってログインします。
左サイドバーのメニューから「設定」→「一般」へ。
「WordPressアドレス(URL)」「サイトアドレス(URL)」の2つの欄があります。
すでにサブディレクトリのURLが入力されていますが、この時点ではまだどちらも「http://」表示ですよね。
これをどちらも「https://」形式に変更します。
httpの後に半角小文字の「s」を追記してください。
全角や大文字にならないよう、必ず半角小文字ですよー。
余分なスペースなども入らないようにしてくださいね。
こんな風に「https://」での表示に切り替えてくださいね。
入力が終わったら右下にある「変更を保存」をポチッ
たまにここでログイン画面が出てきます(出てこないこともある)
その時は冷静に再ログインしてくださいね。
「設定を保存しました」と出ていれば大丈夫。
常時SSL化をやったことがある人の中には、「あれ!?」って思ってる人もいるかもしれません。
「エックスサーバー管理画面でのSSL設定はいらないの?」って。
ルートドメイン(https://affi-sideline.com)のSSL化が終わっていたら、サブディレクトリ(https://affi-sideline.com/〇〇〇)では必要ありません!
なので心配無用ですよー
FTPソフトを使って.htaccessファイルを編集する
ワードプレスの設定を終えたら、今度は「.htaccess」ファイルの記述を変更します。
https化を行ったことで、正しいURLは https://affi-sideline.com/〇〇〇 となります。
ただ http://affi-sideline.com/〇〇〇 でアクセスしてくる人も出てきます(httpsではなくてhttp)
その時に自動的にhttpsのサイトに転送させるように設定を変更していきます。
通常これはエックスサーバーの管理画面で編集することが出来て、その方が圧倒的に簡単なんですが・・・。
サブディレクトリの場合はそれが出来ません( ;∀;)
そこでFTPソフトを使って行っていきます。
私はFileZillaを使っているので、ここから先はFileZillaバージョンとなりますが、やることはどのソフトでも同じですよー。
まずは「.htaccess」ファイルを取り出します (ダウンロード)
FileZillaの場合、右側の画面でサーバーの中を覗いていきますよー。
サーバーにアクセスしたらルートドメイン(https://affi-sideline.com)を開きます
次に「public_html」を開きましょう。
今度は該当サブディレクトリを選びます。
https://affi-sideline.com/〇〇〇 の 〇〇〇部分ですね。
サブディレクトリを開いて「.htaccess」を見つけてください。
このとき、ルートドメインや他のサブディレクトリの「.htaccess」を選ばないようにしてくださいね!
「ルートドメイン(affi-sideline.com)」→「public_html」→「サブディレクトリ(affi-sideline.com/〇〇〇の〇〇〇の部分)」
と開いていって「.htaccess」となります!
で、これをダウンロードするんですが、その前に左側の画面にダウンロード先を表示させておきましょう。
デスクトップでもマイドキュメントでもどこでもいいです。
ダウンロード先を開いたら、右クリックで「.htaccess」ファイルをダウンロード。
この後、またこの続きから作業をしていくので、ダウンロードした後もFileZillaはそのままの状態にしておいてくださいね!
閉じたり、別のファイルを開いたりしないようにー!
そうしたら、ダウンロード先のファイルを開いて、「.htaccess」ファイルを確認しましょう。
これを開くんですが、メモ帳やnotepadなどテキストファイルを使って開いてください。
あ、あと、このファイルの中の記述ってすごく大事なうえに繊細です。
ちょっとなにかを一文字消してしまっただけで、ブログが真っ白になってしまうなんてことも。
なので私は、ファイルを開く前にバックアップでファイルのコピーを取っておくようにしています。
.htaccessファイルを開くと、こんな記述が広がっています。
人によってはこれ以外の記述があることもあるけど、それはそれでOK。
とにかく今ある記述は一切変更や削除をしないこと!
ここに新しい記述を加えていくので、冒頭部分に空白を何行か入れておきましょう。
こんな感じで改行スペースを入れて、4~5行分開けておいてくださいね。
今度は、下の画像の赤枠部分の記述を追加します。
エックスサーバーの場合はWebサイトの常時SSL化というページに詳しい記述があります。
そこの「Webサイトの常時SSL化」という項目のところに、↓と同じ記述があります。
それをそのままコピーして、メモ帳に貼り付けてください。
貼り付けたらそのまま上書き保存。
ファイル名も変えずにそのまま保存してくださいねー。
では、修正した「.htaccess」ファイルを、サーバーの元の場所に戻しましょう。
先ほどのFileZillaに戻ります。
画面はさっきダウンロードしたときの状態のままになってますよね?
今度は左側の画面をいじります。
念のために・・・
左サイドの画面→デスクトップやマイドキュメントなど、編集した「.htaccess」ファイルがある場所を表示
右サイドの画面→「ルートドメイン(affi-sideline.com)」→「public_html」→「サブディレクトリ(affi-sideline.com/〇〇〇の〇〇〇の部分)」と開いて「.htaccess」ファイルがある場所
左サイドにある「.htaccess」ファイルを右クリックで「アップロード」を選択し、ファイルを元の場所に戻しましょう。
サーバー内にはオリジナルのファイルがあるため、「ターゲットファイルは既に存在しています」と警告が出ます。
これはそのまま「上書き」でOK!
無事にアップロード出来たら終了です。
念のために表示を確認しましょう。
まずはhttps表示の確認。
https:// で始めるURLを入れて表示させてください。
URLの左に鍵マークが出てきたら成功(Google Chromeの場合)
今度はhttp://で同じく表示させてみてください。
自動的にhttps://表示のサイトへと切り替わると思います。
そうなっていたらhttps化への作業はすべて完了です!
お疲れさまでした(*´ω`*)